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Vyaselev, O.*; 瀧川 仁*; Vasiliev, A.*; 大沢 明; 田中 秀数*
Physical Review Letters, 92(20), p.207202_1 - 207202_4, 2004/05
被引用回数:37 パーセンタイル:79.53(Physics, Multidisciplinary)ダイマースピンギャップ系TlCuClにおいて磁場中におけるCu核及びCl核のNMR測定及び熱膨張測定を行った。その結果、NMR線の分裂から磁場誘起反強磁性相転移を確認し、その相転移がわずかに不連続的であることを新しく見いだした。また、相境界を横切る際にClサイトの電場勾配の突然の変化や格子定数の大きい変化を観測し、これらの結果はこの磁気秩序が格子変形を伴っていることを意味し、この系におけるスピン-格子相関の重要性を示唆している。
舘野 淳
Nature, 325, p.43 - 44, 1987/00
被引用回数:2 パーセンタイル:18.57(Multidisciplinary Sciences)典型的なイオン結晶であるKClの融点付近でのイオンの挙動を調べるために、25C792Cまでマイクロ波領域(9.12GHz)での誘電率の測定を行った。室温から融点直前までは、$は$ほぼ一定であり(0.0040.001)一方、'は温度上昇とともに減少する(25Cで'=2.280.05、700Cで'=1.280.05)。融点において、'は固体の値('1.2)から液体の値('1.8)へと急激に変化するが、'はこの点で発散する。一般に二次転移や臨界点でサセプティビリティは発散するが、一次転移である融解には、直接にこの説明を適用することはできない。最近では融解におけるゆらぎの割合を強調した理論が出されているが、本実験の結果はこのような理論と関連付けられるかも知れない。